何気ない日常
2011年 12月 17日
街にはクリスマスソングがかかり、
そこかしこに美しいイルミネーションがきらめいている。
「ああ、年末なんだなあ」。
そんな当たり前の事実に、改めて気づかされる。
年末といえば、3姉妹のなかで唯一独身の私に
毎年、課せられた義務がある。
実家のある大阪への帰省である。
(ときどきその義務を放棄してはいるけれど)
東京で行われるカウントダウンライブにも行けないし、
乗車率100%越え必死の新幹線に乗って帰省するのは、
少々面倒くさいというのが正直なところだ。
帰ったところで、何かビッグイベントが待っているわけではない。
父:「帰りは汽車で帰るんか?」
私:「き、汽車!?(バスじゃなくて、新幹線かって意味?)」
姉:「汽車って大変そうやねえ。顔がススで真っ黒になりそうやもんねえ」
そんな愚にもつかない、家族の会話が繰り広げられる。
でも、そんなくらだないことに笑える日常があるということは、
それだけで幸せなのかもしれない。
だってそんな日常が、一気にしてなくなってしまうときだってあるのだから。
そう思ったら、古明地洋哉さんの「Mind Game」の
「つまらないことで泣いて くだらないことで笑う
そんな日々がずっと続くはずだって思いこんで」
ってフレーズが頭の中で流れた。
by megumi_mh
| 2011-12-17 21:30
| 音楽