オルタナティブなカルチャーライフについて綴ります。


by megumi_mh

カテゴリ:本( 8 )

読む手帳

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12月ということで、2012年版の手帳を購入した。
選んだのは、糸井重里氏がプロデュースする「ほぼ日手帳」。

Wikipediaの情報ではあるが、2010年版は35万部売れたとのこと。
それだけ売れると、カフェで隣に座った人が自分と同じ手帳を持っている、
という可能性も少なくない。

ほかの物であれば、なるべく人が持っているアイテムは避けたい、
と考えるあまのじゃくなのだけれど、手帳の場合、
「書く内容は違うのだからいいじゃないか」と思っている。

「ほぼ日手帳」の利点は、1日につき1ページあてられていて、
好きなことをたっぷりと書き込めるとか、
デザインがいいなどいろいろとあるけれど、
私にとって最大の魅力は、各ページの下に書かれた「日々の言葉」。

著名人の名言など「なるほど」と頷かされるものもいいけれど、
何より楽しいのは「言いまつがい」からの引用。
知らず知らずのうちに肩に力が入りがちな日常を、
短い文章でふっと緩めてくれる。
私にとって「ほぼ日手帳」は「読む手帳」と言っても過言ではないのだ。

ただ「言いまつがい」からの引用を読んでいると、
所構わず笑ってしまうところが難なんだけれどねえ……。

写真:今年はローズピンクのカバーをチョイスした。
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by megumi_mh | 2011-12-13 22:14 |

ハイマットカフェ

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きょうは久しぶりに、武蔵小山の「ハイマットカフェ」へ行った。

ここは、お店の書籍や雑誌を自由に読めるブックカフェ。
『どろんこハリー』やムーミンシリーズといった児童書から、
村上春樹、沢木耕太郎、カズオイシグロ、柴田元幸
といった大人向けの作家の本まで揃っていて、
私の趣味にジャストミートという感じ。

そしてここに来ると、必ずといっていいほど手に取る書籍が、
荒木経惟の『すべての女は美しい』と『東京日和』。

『すべての女は~』はアラーキーの視点から、女性の美しさを語った作品。
この本を読むと、「私なんて美人じゃないし…」なんて卑屈なセリフは、
口が裂けても言っちゃいけないと思わされる(言っちゃうときもあるけど)。

そして『東京日和』は、アラーキーの写真、日記、
陽子夫人のエッセイから構成されている。
写真や文章から、夫婦の深い愛が感じられる一冊。

どちらの本もエネルギーに満ちていて、
読むたびに「自分も漫然と生きていてはいけないな」と思わされる。

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それから、このカフェでぜひ注文してほしいのがカフェラテ。
ラテアートがとても凝っていて、リクエストも受け付けてくれる。
きょうは久しぶりに「トトロ」をお願いしてみた。

こんなに飲み進んでも、しっかりトトロが残っていて、
なんだか嬉しくなってくる。

ほんの短い時間だったけれど、いい時が過ごせたなあ。
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by megumi_mh | 2011-11-20 19:12 |
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きのうの日記に書いたご近所のカフェで、もうひとつ出合いがあった。

FREMAGA』という、すごくクオリティの高いフリーペーパーが置いてあって、
オーナーさんに何かと尋ねてみると、
MEGUMIがプロデュースしているフリマガとのこと。
毎回、テーマが異なり、それに合わせて判型も変わるよう。

最新号は、現在休刊中の雑誌『PLANTS』とコラボして、
植物を育てている人のインタビューなどが掲載されている。

しかし、このデザインと内容でフリーだなんて!!
おみそれいたしました。
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by megumi_mh | 2011-11-13 23:25 |

暗記力の重要性

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最近、なぜか『名探偵コナン』のテレビシリーズを見直している。
600話以上のエピソードを振り返っていると(暇だねえ……)、
出るわ、出るわ、推理のときにコナンのうんちくが!

検死に関わる医学的な知識だけでなく、
神話や歴史、物理に至るまで、ありとあらゆる知識が
流れるようにスラスラと語られ、
「こんな生き字引みたいな人、いるんかいな?」とか、
「インターネットを検索すれば、たいがいのことが分かる時代に、
こんな膨大な知識を頭に蓄えておく必要があるんかいな?」
とか疑問が頭をもたげた。

が、しかし、そんなクエスチョンマークは、
齋藤孝先生の『暗記力』を読んで、吹き飛んでしまった。

この本によれば、エジソンや湯川秀樹など、
歴史に名を残す偉人たちは、
「え、こんなことも暗記していたの!?」という
一見トリビアな知識も蓄えていたらしい。

真のクリエイティビティは、知識という基礎に下支えされてこそ
生まれるのだなあ、と妙に納得してしまった。

『名探偵コナン』を例に考えてみても、
たしかに、あれよあれよという間に導き出される見事な推理は、
膨大な知識が事前にあってこそ。
インターネットを検索するところから始めていては、
推論を立てるにも至らず、事件解決の糸口すらつかめないだろう。

と、暗記の重要性を再認識したところで、
超凡人の自分の記憶力がメキメキとアップするわけではない。
『暗記力』で紹介されているメソッドを参考に、
できるところから、ボチボチ覚えていくとしますか……。

写真:愛用の英単語本。まずはここから。
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by megumi_mh | 2011-11-01 09:44 |

本を読む理由

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「人は自分が一人でないことを知る為に、本を読む」。

これは"Shadowlands"という私が大好きな小説の一節。
ナルニア国シリーズを執筆したC.S.ルイスのラブロマンスを描いた作品で、
邦題は『永遠(とわ)の愛に生きて』。
(大げさなので、口にするときいつも少しためらってしまう)

この作品を好きな理由はいろいろあるけれど、
この一節に出合えただけでも、充分に読んだ価値があると思うんだ。
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by megumi_mh | 2011-09-30 21:34 |
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最終話を映画で観たのをきっかけに、
いまハリー・ポッターシリーズを英語で読み返している。

第1作目のHarry Potter and the Philosopher's Stone
を読んでいたら、潜在的な人間の欲望を映し出す
The Mirror of Erisedという鏡が出てきた。

両親を宿敵ヴォルデモートに殺されたハリーは、
その鏡に自分と家族が共に写っている像を見てしまう。
そして、夜中に寮室を出てはいけないという校則を破ってまで、
3夜連続、鏡のある部屋へ行き、その画に見入ってしまう。

ちなみに、erisedとはdesire(望み、願望)を逆からスペルアウトした語で、
The Mirror of Erisedは日本語では「みぞのの鏡」と訳されている。
なるほどねえ。

私がこの鏡のエピソードを読んだとき、
「自分がその鏡の前に立ったら、何が映るだろう?」
と考えて、ちょっとコワくなってしまった。

というのも、私には「たぶん、あれが映るんだろうな」という画があるからだ。
長い間、捨てようと思っても捨てきれなかった夢。
捨てたと思っていたけれど、捨てきれていなかった夢。
そして、いまとなっては叶えるのがとっても難しい夢。

そしてMirror of Erisedの話を読んだせいだろうか。
きょう昼間ウトウトとしているときに、その夢を夢で見てしまったのだ。

一種の罪悪感のようなものを感じたけれど、
見てしまったものは仕方がない。
自分の夢は夢として、それが実現するか否かにかかわらず
素直に受け止めてやるしかない。

ただ、校長のダンブルドアがハリーに助言したように、
大切なのは、叶わない夢に魅入られてしまわないこと。
いまという現実をしっかりと生きること。

そうしている限り、夢が夢のままで終わろうと、
自分を見失うことはないはずだから。

写真:月も自分の潜在的な望みを浮き彫りにする、
不思議なパワーを持っている気がする。
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by megumi_mh | 2011-09-03 20:27 |

新雑誌の名前

きょうは筆が進むので、もうひとネタ。

お店で『INU Collection』という雑誌を見かけた。
お洒落な表紙だったので、「ファッション雑誌か何かかな?」
と思って手にとってみると、犬、犬、犬、犬のオンパレードだった。

"INU"って、「犬」のことだったのね。

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白:ご主人様まだかなあ?
黒:もうすぐ戻って来るよ。

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白:まだかなあ? ぼく疲れちゃった。
黒:もうすぐだって。

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白:いいや、寝転んじゃえ。
黒:あーあ、行儀悪ー。

写真:以前、六本木ヒルズで見かけた2匹の犬。
思わずアテレコしたくなる犬たちでした。
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by megumi_mh | 2011-08-28 21:38 |

制限と可能性の関係

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ブログを始めて1ヶ月以上たつのに、
本のことを一度も書いていなかったので、本のネタを。

つい数日前、365日ブラックドレスのみで過ごすという
「ユニフォーム・プロジェクト」の軌跡をまとめた新刊を購入した。
タイトルは『NY流シーナのブラックドレスで365日』。

●「ユニフォーム・プロジェクト」とは?
「ユニフォーム・プロジェクト」とは、現在NY在住のシーナ・マテイケンが
同じドレスを毎日違うスタイルで着こなし、その画像をウェブにアップ。
それを目にした人から寄付を募り、インドの貧しい子どもたちに
教育を提供する財団を創設する、というもの。

真に創造的であれば、スタイリッシュであるために
新しいものを買う必要はないことを証明する、という目的もあったそう。

版元のウェブサイトで本を立ち読みすると分かるとおり、
365日、同じドレスを着るといっても、
自前や寄付、あるいはセカンドハンドの服や小物を使って
かなりお洒落かつバラエティに富んだコーディネイトをしており、
「ええー、1着の服をここまで着まわせるの!?」と驚かされる。
こういう人が本物のクリエイターというのですね。

●『NY流シーナのブラックドレスで365日』について
今回、出版された本には、彼女の1年間のコーディネイトが
コメント付き&4色刷りで完全収録されている。

「ユニフォーム・プロジェクト」自体は2009年に始動しており、
その活動内容は日本のメディアにも取り上げられていたので、
完全に新しいニュースというわけではないし、
「ユニフォーム・プロジェクト」のHPに365日分のコーディネイトが
アップされており、見ようと思えば本を買わなくてもタダで見られる。

だけれど、HP上のフラッシュ画像を見るより、
本のほうが彼女のテクニックをじっくりと鑑賞できるということで、
私は本を購入した。

●Myコメント
眺めれば眺めるほど、「どこからこんなアイディアが
こんこんと湧き出てくるんだ!」と驚かされる。
靴下使いと配色のバランスが絶妙。
頭部ひとつとってみても、ヘアアクセサリーを着けていないときは、
ショートボブをさりげなくアレンジするなどしていて、とても芸が細かい。

「そんな使い方もできるんだ!?」というアイテム満載で、
自分も思わず家に帰ってワードローブをすべて見直し、
もっと活用できる服や小物がないかチェックしてしまった。

もちろん彼女のように、素敵なコーディネイトが
どんどん浮かんでくるはずもないけれど、
知らず知らずのうちに惰性に陥っている日々の着まわしに、
テコを入れるいいキッカケをくれたように感じる。

そして何より、広告のように「あれがない、これがない」
とワードローブの欠落感をあおるのではなく、
見ている人に「持っている物であんなことも、こんなこともできるよ」と
可能性を提示してくれているところが、「ワンダフォー!!」。

プロジェクトの根幹は貧しい子どもたちに寄付を募ることだけれど、
この活動を目にして幸せになれるのは、何も子どもに限らないのだ。

写真:あまり使用していなかった香水。
服だけでなく、香りもいつの間にマンネリ化していたので、
明日はこっちをつけてみよう。
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by megumi_mh | 2011-08-28 20:47 |